新築を注文住宅で購入する方、もしくは検討を考えている方は床材について迷われているのではないでしょうか?
床材を安価の物を選べば総費用も安くなりますし、慎重に検討する必要がある部分であります。
ハウスメーカーや工務店では床材の選定については細かく教えては頂けないと思います。
もちろん丁寧にお話を聞いて頂ける会社もありますが。。。
床材選びは時間がかかるので、一緒になってゆっくり考えると打ち合わせ時間を超過し、次のお客様を待たせてしまいますね。
ただ筆者は『間違いなく無垢フローリング』をオススメします。
なぜ無垢フローリングをオススメするの??
自然材料にはメリットが一杯あるんだよ!!
そもそも木材の床材はどんな種類があるの??
床材には様々な種類の床材があると前述致しましたが、大まかには4種類程度です。
床材の種類
木材(フローリング)
畳
タイルフロア(大理石)
クッションフロア
4種類にも様々なメリット・デメリットがあります。
その中では筆者は木材をオススメします。
畳も抜群にいいですと思います。
1部屋は畳の部屋を使用することをオススメしますが、メインとして使うには家のイメージがどうしても和風に限定されます。
タイルフロアについては頑丈で冷暖房に素早く反応してくれますが、材質が硬いので小さいお子様がいたりお年寄りの方がいますと混んださいに危険です。
クッションフロアについても水廻りに使用することが多いですが、メインで使用する方はあまりいません。
\\詳細については下記の記事にまとめておりますので、ご興味ある方はごご閲覧お願い致します//
【新築】後悔することが多い『床材』‼︎床材選びは慎重に!
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木材にも種類が2つほどあります。
- 無垢フローリング
- 複合フローリング
無垢フローリングは自然素材100%の材質で、木を丸ごと使用している素材になります。
複合フローリングは3つの種類がありますのでご注意ください。
挽板、突板、シートがあります。
- 挽板:表面に2m〜3mの無垢材を合板に貼り付けたフローリング。無垢材に近い質感です。
- 突板:表面に0.2m〜1mの無垢材を合板に貼り付けたフローリング。基本はこの材質になります。
- シート:樹脂などのシートを合板に貼り付けたフローリング。一番安価な物になります。
ただ無垢フローリングの方がオススメって話だよ♪
無垢フローリングが最強な理由♪
なぜ複合フローリングより無垢フローリングをオススメするのかを解説していきます。
自然な風合いが心地よい♫
やはり一番は自然な風合いが心地よいことです。
素足で歩いてみて貰えば分かりますが、歩くだけでも自然の優しい感触が伝わってきます。
冬は木材特有の暖かみを感じることができます。
木は空気を多く含んでいるので、木材が含んでいる空気が冷えを防止してくれています。
また、個人差にもよりますが木特有の匂いが筆者は好きです。
寝転んでいても木特有な匂いがしてきます!!
また、自然の木を使用しているので木目や色などが全て若干違います。
一枚一枚の違いが自然の良さを演出して、自然特有のリラックスした空間を表現できるのではないでしょうか。
経年変化を楽しめる♫
家族の成長と共に床の色合いも変化していくのは楽しみの一つではないのでしょうか?
無垢材は自然の物なので環境によっては同じタイプの無垢材を使用していても色合いに変化が生じてきます。
色合いが濃くなってくる材質もありますし、ツヤが増してくる材質、木目が際立ってくる材質などもあります。
自分にどんなタイプの材質が合っているのかまで考えることも家を建てる中での楽しみとも言えます。
また、メンテナンスをしっかりすれば長持ちします。
古いお寺や神社の廊下を見れば納得できるのではないでしょうか!!
調湿作用とは木材特有の空間に湿度が多いと湿気を吸ってくれるのです。
また湿度が低い場合は放湿してくれるので、心地よい居心地を演出してくれます。
自然の力で梅雨時期のジメジメした湿気を軽減してくれるのは嬉しいポイントですよね。
冬の乾燥対策にも効果があるので、長年住み続けることを考えると大きなメリットですね♪
身体に優しい♪
無垢材は柔らかいです。
小さいお子さんが転んだり、年配の方が転んだ時も硬い床ですと心配になりますよね?
無垢材は柔らかいので、少し安心できるのではないでしょうか。
また、無垢材は化学物質を使用していません。
塗装を依頼していれば別ですが、基本はしないと思いますし、オイルも自然素材の植物オイルを使用するのが定番です。
複合フローリングですと合板に接着する時の接着剤により身体にストレスや具合が悪くなる可能性もあります。
身体にも優しい床材なのが魅力の一つとも言えます。
無垢フローリングのデメリット♫
無垢フローリングにもデメリットはあります。
デメリットもしっかり理解して無垢材の検討をするようにしましょう!!
傷がつきやすい!!
無垢材は天然の木を使用しているので、柔らかいです。
こちらはメリットでもある部分ではあるのですが、物を落とすと床に凹みが出来てしまいます。
ただ、火災保険に入っていれば免責分の金額を払えば直して貰えるケースも多いです!
自然素材特有の膨張が生じる!!
梅雨時期が湿気を吸うので、膨張します。
膨張することも考慮して大工さんは無垢材を施工します。
つまりある程度間隔を予め空けておくのです。
腕のある大工さんですと、当たり前にやってくれますが、そうでもないと梅雨時期に膨張して逃げ場がなく反ってしまいます。
床鳴りの原因にもなりますので、そこは注意が必要です。
メンテナンスが必要!!
基本的に乾燥対策で植物オイルなどを塗っていますが、時間の経過と共にオイルの効力も消えていきます。
床がパサパサしてきたらオイルを塗る必要があります。
そんなに難しいことではないのですが、無垢フローリングの面積が多いと少し苦労します。
また、多少の凹みなら水を含ませて膨張することで直ることもありますが、こちらも手間と思う方にはデメリットかもしれません。
価格が複合フローリングより高い!!
基本的には無垢フローリングの方が複合フローリングよりも高価です。
もちろん種類にもよる部分がありますので、一概には言えないですが。
ただ長年使用できることを考えると初期投資に少しお金をかけてもいいと思います。
また、人をよく通す1階部分は無垢フローリングにして2回は複合フローリングにすることもオススメですよ!
少しでも価格を抑えるコツとして部分的に使用することもオススメします♪
まとめ
無垢フローリングのメリット・デメリットを今回はご紹介しました。
複合フローリングですとどうしても傷がついた時に修復が素人では出来ないし、目立ちます。
特に無垢材を薄く敷いた挽板や突板では無垢材が捲れて下の合板が見えるためより目立ちます。
シートタイプですと経年劣化が多いので10年で張り替えが必要になるケースも多いです。
そこの部分も含めると無垢フローリングはやはり『最強』だなと筆者は思っています。
やはり長年使えることが大事だと思いますし、心地よさも抜群です。
また、経年変化で色も変わってきますので、飽きがこないです。
注意点としては雨がかかる部分に無垢材を使用するのはあまり勧められません。
水に弱い性質もあるので、腐食の原因となることもあります。